[米ドル円]111円の壁
先週発表された米雇用統計は賃金の伸びがやや鈍化傾向にみられたものの総じて好調な労働市場が確認されドル円は一時111円を付ける上昇となった。しかし、111円台では売りが並んだ模様で上値の重さも意識された。シカゴ先物市場CFTCでは円ショートポジションの拡大が円高要因として見られているが、同時にドルショートポジションも積み上がっている。これはクロス円の上昇が主な要因とみることができることから、クロス円が下落すればドル買いと円買いが強まることになる。そうなればドル円の下落も限定的とみることができる。寧ろ、市場が安定すれば円キャリー取引が今後強まるとみられ、そうなればドル円は上値を試す展開が予想される。
ただ、目先においては先週末付けた高値111円05銭を試す展開を予想する。このレベルを上抜くようならフィボナッチ61.8%戻しとなる111円30銭付近が次のレジスタンスとみる。
本日のドル円予想レンジ:111円30銭(61.8%)~110円50銭
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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