ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2023-12

[全般]地政学的リスクの円買いも一服

昨日の早朝に北朝鮮ミサイルが日本の上空を通過したとの報道で円買いの動きが強まりドル円クロス円ともに大きく下落。しかし、一日経ってみると寧ろ円安が進むなどお騒がせ相場といったところだ。
日本の上空を通過するなど、実際に日本が攻撃されたとすれば寧ろ円売りに反応してもおかしくはない。しかし、市場は地政学的リスクを条件反射的に円買いという動きに出た。
市場は今後どちらに反応してくるか迷うところだろう。ただ、日本を巻き込むような地政学的リスクに対して市場はこれまでのように単純に円を買ってくることはなくなったかもしれない。当面不安定な相場展開が続くとみるが、今回の騒動でドル円やクロス円のロングが投げさせられたとみられることから当面底値を見た可能性が高い。一方で、攻撃の的となる米国にとってはドル売りで反応するものの、現実問題として本土が攻撃されることはないとの見方が根強い。昨日も米国防総省は「北朝鮮のミサイルは北米とグアムの安全を脅かさない」とのメッセージを発表するなど、今のところ北朝鮮リスクはドルにとってもそれほど大きく影響を及ぼすものではないと考えられる。
現に昨日のNY市場では地政学的リスクが高まったにもかかわらず株式市場が三指数ともに上昇。日経平均先物も上昇するなど市場には一服感が漂う。
昨日発表されたケース・シラー米住宅価格指数は5.7%と予想の5.6%を上回った。また、8月消費者信頼感指数も122.9と予想の120.6を上回るなど好調な米経済を示すものとなった。
地政学的リスクは一時的な反応としてみると、ドル買い材料がみられた。
本日発表の米4-6月期GDP改定値が前回の2.6%から2.7%に上方修正と予想される。
地政学的リスクが去ったわけではないものの、「往って来い」の動きとなったことで一先ず安心感も見られる。予想通りかそれ以上の結果が示されるようなら素直にドル買いで反応してくるとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

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