[全般]悪材料探しでドル安円高
昨日の東京市場では日米金利差縮小の思惑からドル円は上値の重い展開で始まった。
辛うじて112円台を保っていたドル円も欧州市場に入るとユーロが欧州危機への懸念から下落したことでドル安となり111円台に突入。
その後NY市場で米10月耐久財受注が-1.2%と予想の0.3%を下回ると市場はドル売りに反応。前週分新規失業保険申請件数やミシガン大学消費者態度指数・確報値が予想以上の好結果を示したものの、市場は悪材料に対してだけ反応。
その後FOMC議事要旨が公開されるとドル売りが加速。議事要旨では数人のメンバーが弱いインフレを理由に当面の利上げに反対し、「インフレが2%目標に向けて軌道が明らかになるまで利上げを延期すべき」と指摘した。一方、多くのメンバーは「近い将来利上げは正当化され、経済がトレンドを上回り続ける」との判断を示した。市場は利上げにネガティブ材料に反応。米長期金利は低下しドルは全面安となりドル円も111円前半に下落した。
今日は日米が祝日となることもあり市場の流動性が低下したことで最終的にポジションの巻き戻しが入ったとみられる。
今日もドル円にとってはネガティブ材料に反応しやすい余韻が残るとみられるが、特に目立った材料はない。
市場の注目は日米以外の通貨であるユーロやポンドなどに移りそうだ。ただ、短期的な取引が中心となれば「往って来い」になりやすく、深追いは禁物だ。
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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