[全般]振り子の幅縮小へ
週初は米国市場が休場の中でドルは底打ちから買い戻しの動きで始まると日経平均株価の上昇によりドル円は107円を堅調に推移。連休明けNY市場は株式市場が軟調な地合いで始まったものの円高には反応せずドル円はしっかりとした動きが続いた。
その中でFOMC議事要旨がややタカ派的との解釈からドル円は107円後半に上昇。一方株式市場は利上げへの懸念から下落に転じるなど神経質な展開が続いた。
ドルが強含む中でECB議事要旨が公開されるとユーロは上昇に転じた。内容はどちらともとれるものではあったがポジション調整の買い戻しを促した。
また、先週は多くのFRBメンバーの発言があったが調整色の強まる相場に対しての影響は限定的となった。
今週は注目のパウエル新FRB議長の初めての議会証言が27日に行われる。
議長は前回の就任挨拶で「金融安定へのいかなるリスクも警戒を続ける」など、慎重な姿勢を示した。今回も同様の内容が示されると思われるが、緩やかな金利上昇への期待は株式市場にとっては安心感を与えるものだ。
また、今週は株価急落を招いた大きな要因でもあるインフレの重要指標となる米1月PCEコア・デフレーターが発表される。賃金改善やドル安の動きが物価動向にどう反映されているか注目。
それらの結果から市場が安定してくるようなら株や債券、そして為替との連動性が正常な状態に徐々に戻していくものと予想される。
2月初旬に起こった世界同時株安もここにきて落ち着きを取り戻しているものの、まだその余韻は残る。
相場乱高下の後はエネルギーが消耗されていることから値動きは振り子のように徐々に小さくなっていくものだ。
本格的に正常な動きに戻るにはしばらく時間がかかりそうだが、今週の動きは今後の相場の方向性を見極めるうえで重要な週になる。
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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