ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-02

[全般]パウエル議長中立の立場

注目のFOMC会合では経済や金利引き上げの強気な見通しからドル買いが進んだものの、パウエル議長の慎重な見通しが示されるとドル安に転じた。しかし、株式市場への混乱は回避されたことで円安の動きも見られた。
昨日の東京市場は春分の日で休場ということからアジア市場は動意が乏しかった。
欧州市場では中国が米関税への対抗措置を計画しているとの報道から円買いの動きが強まったものの一時的な動きにとどまった。
NY市場ではFOMC会合を控え様子見気分が漂ったものの市場は利上げペースが上がるとの見通しもありドルは全般に強含みで推移。ドル円は106円40銭付近で底堅い動きが続いた。
FOMC会合は予想通り政策金利を0.25%引き上げたが既に織り込み済みでもあり影響は見られなかった。ただ、経済や物価見通しが上方修正されたことを受けドルは上昇。ドル円は一時106円64銭まで上昇した。
利上げは前回同様年内3回との見通しが示されたが4回との見方が4人から7人に増えたことや、19年も2回から3回に引き上げられたことがドル買いにつながった模様。
その後パウエルFRB議長の記者会見では「経済見通しはここ数カ月で強まった」「遅すぎる利上げペースは経済にリスクをもたらす」と説明。また「利上げに関しては中立な立場の方針」と発言したこともあり株や債券、そしてドルなどのポジションの巻き戻しの動きが強まるとドル円は105円88銭まで押し戻された。その後は106円台を回復したものの、結局今回のFOMC会合後の株式市場は小幅な下落にとどまるなど大きな混乱がなかったことは市場に安心感を与えるものだ。
米長期金利はほとんど変わらなかったことからこれまでのドル買いの調整が入りドル安。そして、株式市場への安心感からリスク回避の動きが後退し円安が進んだことでドル円は殆ど発表前からやや下げたものの大きな変化は見られなかった。
今後米国の株式や債券市場が落ち着いた動きで推移するようなら長期的で緩やかな上昇を見込んだドル買いの動きが強まるとみる。
ただ、目先はFOMCの結果を消化する時間が必要であり短期的に方向感の掴みにくい相場展開が続きそうだ。

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業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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