ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2024-04

[全般]貿易戦争激化への懸念

前日のFOMC会合では市場の予想よりも利上げペースは抑えられるとの見方もありドル売りに反応。一方、米国が中国製品に対して500億ドル相当の高関税を課すことを表明するとドル高の動きが強まるとともに株価が大幅下落となった。
昨日の東京市場ではFOMC会合の結果を受けドル円は一時105円58銭まで下落。ただ、日経平均株価は利上げペースの緩和期待から上昇したことで円売りが強まりドル円は105円96銭まで反発。
欧州市場ではBOE政策会合が開かれ、一部のメンバーが利上げを主張したことでポンドが上昇。しかし、直ぐに利食い売りに押されて下落幅を拡大するなどポンドは激しい動きがみられた。
NY市場ではFOMC会合で利上げペースが予想よりも緩やかになるとの見方から米長期金利が低下。ドル円は損切りを巻き込みながら105円26銭まで下落して始まった。
その後は買い戻しが入ったものの、トランプ大統領が中国に対して知的財産侵害を理由に500億ドル相当の高関税を課すことを表明。これを受けドルは主要通貨に対して全面高となりドル円も105円81銭まで上昇。
ところがNY株式市場は貿易戦争への懸念が高まり三指数ともに大幅安。リスク回避の円買いが強まると再びドル円は105円25銭付近まで下落して引けている。
中国は米国の制裁に対して「一方的な保護貿易主義の行動に強く反対」「中国は貿易戦争を恐れない」など、米国との貿易戦争が激化する可能性が高まっている。
先日のG20では通貨安競争を回避することで一致しているが、今後貿易戦争が激化するようなら通貨安競争への懸念が高まることになる。
今回の制裁では日本もその対象となることが明らかになり円高の動きが更に強まるとの見方もある。
ただ、貿易戦争による利益を最も得るのが米国との見方からドル買いの動きも強まるとみる。
今日は週末ということもありNY市場で株や債券、そして為替などのポジションの巻き戻しが強まる可能性もあり深追いは禁物。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

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