[全般]リスクオフで円高ドル高
東京市場では日経平均株価が下落して始まると円買いの動きが先行。トランプ大統領が米朝首脳会談延期の可能性を示唆したことで地政学的リスクの高まりを嫌気した格好だ。
これを機に海外のファンドやCTAの利食いとみられるポジション調整の動きが目立つ中でリスク回避の円買いが進行。また、米長期金利も低下する中でドル円は上値の重い展開となった。
欧州市場に入るとユーロを中心にクロス円の売りが先行。米長期金利が低下したにもかかわらずクロス円の売りが強まりドル安と円高が同時に進行したことでドル円は109円ミドル付近まで下落した。
NY市場では既にリスクは織り込んでいたのかNY株式市場が三指数ともに落ち着いた動きで始まった。
注目されたFOMC議事要旨の内容は「大半のメンバーが速やかに次の利上げを行うことが適切と指摘」「緩やかなインフレの行き過ぎは有用」、そして注目の物価に関しては2%を一時的に超えるのは上下対照的とする目標に整合しているとした。
結局想定されたよりもタカ派的な内容とはならなかったことで株価が上昇し米長期金利が低下したことを株式市場は好感し三指数ともに上昇して引けている。
米朝首脳会談の延期の可能性が示唆され、それは米中貿易摩擦の懸念も引き起こしたことがポジション調整のきっかけとなった。
しかし、実際には米朝首脳会談が破綻になったわけではなく今後も協議が継続することから、リスク回避の動きは一時的とみる。
これだけ一気に円高が進んだことで元のレベルに戻るには時間がかかりそうだ。
中期的な相場の流れに変化はなく今回で買い遅れたところにとっては買いのチャンスとみることもできる。
丁寧に下値を拾っていきたい。
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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