[全般]米中首脳会談への期待と不安
昨日の東京市場では前日のNY株式市場の大幅上昇を受け高く始まったものの、ドル円はパウエル発言によるドル全面安の煽りを受け上値の重い展開が続いた。
また、週末の米中首脳会談を控え貿易摩擦問題への進展期待が後退したこともドル円の売りを誘った。
NY時間に米10月PCEコアデフレーターが0.1%と予想の0.2%を下回ったことからドル円は一時113円19銭まで下落した。
しかし、前日大幅上昇となったNY株式市場は調整も入り軟調な地合いでスタート。ただ、未明に公開されたFOMC議事要旨では複数の参加者が中立金利に近づいたとし、追加利上げは経済を減速させる恐れがあるとの意見がみられた。これは前日のパウエルFRB議長の発言内容と近いことからドル売りの動きが強まった。
ただ、株式市場は下げ幅を縮小する中で円安の動きが徐々に強まりドル円は113円55銭まで反発。一先ず底値を確認した格好だ。
明日は米中首脳会談が行われる予定だがライトハイザーUSTR代表が「自動車関税に関する中国の政策は実にひどい」「中国は依然意味のある提案をしていない」など中国への圧力をかける姿勢がみられた。中国側も「米国が歩み寄ることを期待している」などと歩み寄る姿勢が見られず米中首脳会談への懐疑的な見方が広がっている。
今日は週末で月末ということからドル買い需要が高まる可能性が高く、先日のドル安の買い戻しが強まるとみている。
しかし、米中首脳会談を控え週末のポジションはできるだけ軽くしておきたい。
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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