[全般]過度な米中摩擦懸念後退で円安ドル高
昨日の東京市場では豪ドルに注目が集まった。この日公開されたRBA議事要旨は利下げの可能性に関して議論されていたことが明らかとなった。その後ロウRBA総裁が「6月の理事会で利下げを検討するだろう」と発言したことで豪ドル売りが強まった。
また、レッドサム英下院議長が「必要なら合意無き離脱も可能とすべき」と発言するとポンドが下落に転じた。
欧州市場が始まったところでドル円は上昇。米国がファーウェイの制裁措置の一部を3か月間猶予するとの報道が伝わるとドル円クロス円ともに買いが集まった。
NY市場が始まったところで発表された米4月中古住宅販売件数は-0.4%と予想の2.7%を大きく下回ったが市場への影響は限定的となった。それだけ米中問題に市場の注目が集まっているということだろう。
その後ポンドが大きく反発。メイ首相が「2回目の国民投票を英議会に提案」と発言したことで一気に買いが入った。しかし、その後、与党保守党のEU離脱強硬派から反発の声が相次いだことで再び売りが強まりほぼ往って来いとなった。
一方、NY株式市場は三指数ともに反発したことから円安の動きは継続。また、米長期金利も上昇したことでドル円はこの日の高値となる110円68銭まで上昇。
一先ず米中問題に対する過度な警戒感が後退したことで目先はドル円やクロス円の買い戻しの動きが続きそうだ。
しかし、あくまで米国内企業に対して猶予期間を与えただけで中国に対する圧力は変わらない。
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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