ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2024-02

[全般]FOMC会合 緩和政策の行方

米中通商協議への進展期待からリスクオンの円安が進み先週はドル円クロス円ともに上昇。一方、ECB理事会で3年半ぶりに金融緩和に転じたものの批判的な意見が相次ぎユーロは寧ろ上昇するなど大きな相場の分かれ目ともいえる動きがみられた。
今週はFOMC会合が開かれるがその結果次第で更にドル高円安の流れが強まる可能性もあり注目が集まる。
先週は中国に対してトランプ政権は10月1日実施予定であった追加関税の2週間の延期を決定。その日は中国共産党建国70周年記念ということから「善意の意思表示」を示した。これに対して中国も知的財産の保護や米農産物の購入を受け入れることを検討するなど米中対立への懸念が後退。世界同時株高を背景にリスクオンの動きが強まりドル円クロス円ともに上昇。米長短金利も大きく反発するなど市場には安心感が広がった。
また、先週発表された米PPIやCPIコア指数、そして小売売上などの重要指標がそれぞれ予想を上回る好結果となったことも市場の楽観的なセンチメントを広げた。
先週はECB理事会では利下げに加え量的緩和実施を決めるなどほぼ満点ともいえる緩和政策に転じた。しかし、その実効性には懐疑的な見方もあり、多くの欧州中銀からも批判的な意見が出たことでユーロ買い戻しの動きが強まった。
これらの状況を背景に今週はFOMC会合が開かれる。
市場は0.25%の利下げを既に織り込んでおり、注目は声明の内容やパウエルFRB議長の発言、そして今後の利下げスケジュールに集まる。
各国金融政策へ最も大きな影響を与えているのが米中協議の行方であることは間違いない。
その米中対立がここにきて改善を見せており、一部では暫定合意に至るとの見方も高まっている。
また、NYダウなど米国株式市場の堅調な地合いが続くと同時に米長期金利も大きく反発。既に先週だけで0.35%近く上昇し、長短金利の逆イールドも解消されており市場の過度な利下げ期待は後退。経済指標も堅調な結果を示しておりハト派色が後退する可能性が高いとみる。
ただ、それに対して株式市場が下落する懸念もあり、ドル高と同時に円買いの動きが強まる可能性もある。
また、トランプ大統領はFRBに対して「政策金利をゼロかそれ以下に引き下げるべき」と発言するなど政治的な圧力をかけている。
これらの懸念はあるものの米中協議進展期待が続く限りドル円やクロス円の上昇の流れは継続するとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

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