[全般]米中協議進展期待で円全面安
昨日の東京市場では早朝に米下院が人権を巡って中国高官を制裁対象とする法案を可決。それに対して中国側の報復などから米中協議への懸念が高まり円高でスタート。
前日にトランプ大統領が来年の選挙が終わるまで待った方がよいといった発言もあり、市場にはリスク回避の動きが高まっていた。
欧州市場が始まったところで中国外務省が「ウイグル人権法案は米中での重要分野での協力に影響を及ぼす」「米国との通商協議、時期的な目途や期限を設定せず」との報道でドル円は108円43銭まで下落した。
しかし、その後「米中協議の第一段階において制裁関税の一部撤回で合意に近づいている」との報道で一転。リスク回避の動きが後退しドル高と同時に円安の動きが進んだ。
NY市場が始まったところで発表された11月ADP雇用統計やISM非製造業が予想を下回ったことで発表後ドル円が下振れする場面も見られたがすぐに回復。
NY株式市場は米中協議進展期待から三指数ともに反発。
先日発表のISM製造業などの冴えない結果など関係なくリスクオンの動きから円が全面安となった。
この動きを見ても市場の注目は米中協議に集まっていることがわかる。
この期待がもうしばらく続くようであれば、明日の米雇用統計が少し予想を下回ったとしても寧ろ緩和政策継続と受け止めリスクオンの円安が進む可能性が高い。
いずれにしても米中協議を巡り上下に振らされやすい状況となっている。
不安から急落したところでは買いを入れ、期待から上昇したところで利食い売りを出すといった取引を繰り返す。
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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