[全般]株価上昇でリスク回避後退
週明け東京市場で日経平均株価の上昇に合わせるようにドル円も底堅い動きで始まった。
この日は日銀が政策会合を開き追加緩和への期待から買いが先行。
昼過ぎに日銀はこれまで年間80兆円までとした国債購入の制限を撤廃。CPや社債の買い入れ額をこれまでの3倍の20兆円残高を上限に買い入れを実施することを決定。しかし、この内容を市場は既に織り込み済みということから円が全面高となりドル円クロス円ともに発表後下落に転じた。
一方、アジアの株式市場が上昇幅を拡大するなかでリスク回避の動きが後退しドルが全面安となりドル円は107円前半まで下落した。
欧州市場ではドル安の流れを引き継ぎユーロ買いが先行。先週末にS&Pがイタリア国債の格付け据え置きを決定したことが好感しユーロ買いの安心感につながった。
NY市場でもダウが130ドル近く上昇して始まった。イタリアやスペイン、そしてNY州でも外出禁止制限が緩和され、経済活動も再開するとの期待感が広がった。
過度なリスク回避によるドル買いの巻き戻しが入りドル円は一時107円を片足割り込んだ。
しかし、株高により米長期金利が上昇するとドルは上昇に転じドル円も反発。
結果的に日銀の追加緩和に対しては材料出尽くしでドル円は下落。
一方で世界同時株高によるリスクオンのドル安と円安が進むなど大きな波乱はなく通常のマーケットの反応が戻っている。
明日から日本のゴールデンウイークがスタートするが日本はロックダウンの真っただ中で既にポジションの調整は進んでいる。
ゴールデンウィークは円高に反応しやすいというアノマリーは今回は通じないだろう。
寧ろ経済活動の再開などで株式市場が落ち着きを取り戻す中で円安の動きが強まる可能性が高いように見える。
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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