ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-07

[全般]リスクオン相場継続

先週は香港の国家安全法導入を巡りトランプ大統領が中国に対して強い制裁を科すとの見方から米中対立激化への懸念広がりドル円クロス円ともに下落。一方でウイルス感染拡大によるロックアウトが解除される中で経済活動再開に向けた動きを好感した株式や原油価格の上昇が相場を下支えした。
今週は全体的にリスクオンの流れに変化はないものの、米雇用統計や米中要人発言などから一時的に上下に振らされる場面も予想される。

先週末の東京市場でドル円は107円後半から107円前半まで下落。NY時間にトランプ大統領が中国に関する記者会見を控え、米中対立激化への懸念から円買いの動きが強まった。
一方クロス円も同時に下落したことでドル売りの動きは抑えられるなど円全面高となった。
欧州市場が始まるとユーロやポンドが対ドル対円で買い戻しの動きが先行。クロス円の巻き戻しが入ると今度はドルが全面安となり結果的にドル円は107円前半で上値の重い展開が続いた。
NY市場が始まったところでPCEデフレーターやシカゴ購買部協会景気指数、そして消費者信頼感指数などが予想を下回る結果となったが相場への影響は限られた。
NY株式市場はトランプ大統領の記者会見を控え下落して始まったものの既に織り込み済みということもあり寧ろ円安が先行。また、ロンドンフィキシングにかけて週末、月末の特殊要因の円売りドル買いの動きが強まるとドル円クロス円ともに上昇幅を拡大。リスクオンの動きが強まった。
注目のトランプ大統領記者会見では「香港の特別待遇撤回へ行動する」「米国はWHOとの関係を打ち切ることになる」「中国政府はいつも約束を反故にする」「中国による武漢ウイルス隠蔽のせいで世界中に広がった」などと発言したが貿易交渉の撤回や追加関税などには言及がなかったことで市場に安心感が広がった。
結局記者会見を控えポジション調整の動きが強まったことで、会見後は再びリスクオンの動きに戻り株価や原油も底堅さを取り戻した。
ドル円も結局107円前半から再び107円後半に戻すなどリスクオンの動きに戻って引けている。

今週は米国の雇用統計やISM製造業景況感指数といった重要指標が発表に加えRBA,BOC,そしてECBなど各国中央銀行金融政策会合が開かれる。
特に米雇用統計では前月の雇用者数が改善されるとの期待が高まる中で、もし予想以上に悪化した場合には一時的にリスク回避の円買いやドル買いに反応する可能性もあり要注意。
発表前にドル調整の動きが強まるようなら反応は限られるだろう。
一方で、米中対立が更に激化するような発言や行動がみられるようならリスクオンから一気にリスクオフに一変しリスクは燻る。
しかし、現実には中国も米国だけではなく欧州や日本などを敵に回すことは避けると思われるのでリスクは限られるとみている。
今週もリスクオンの流れが継続する中でドル円クロス円ともに底堅い動きを予想する。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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