[全般]今年一年ドル安株高
昨日の東京市場ではユーロを中心にドル売りが先行しドル円も103円60銭付近から前半に下落。
欧州市場に入ると今度はポンド買いが先行。アストラゼネカのワクチンが承認され1月4日から接種を開始。来春までにパンデミックは収束するとの報道でポンド買いが強まった。
ドル売りの動きが更に強まるとドル円は一時103円を割り込み102円97銭まで下落した。
一旦は買い戻しが入ったもののNY市場では株式市場は続騰して始まるとドルの上値は抑えられた。
その後ロンドンフィキシングにかけて纏まった円売りが入るとドル円は103円35銭まで反発。クロス円も同時に上昇するなどドル安から円安へと移った。
結局市場のリスク選好の動きは継続されドル安と株高の流れが年末まで続いたことになる。
3月のコロナのパンデミックによるリスク回避が進み株安ドル買い円買いの動きが一気に強まった。
しかし、その後FRBを先頭に世界的な超緩和政策と同時に、欧州も含めた大規模財政出動が実施された。
それにより市場に余剰マネーが溢れリスク選好の動きが高まった。
FRBはゼロ金利政策を少なくとも2023年末まで継続することを明らかにしたことで市場ではリスクを長期に渡って取ることに安心感が広がった。
結果、ドルインデックスで見ると2018年4月以来の安値を更新。ユーロドルも同様に2018年4月以来の高値を付けた。
また、2016年6月に始まったブレグジットも合意無き離脱がぎりぎりで回避されたことも市場に安心感を与えた。
また、今年最大のイベントであった米大統領選もトランプ大統領が落選。この4年間続いたトランプ劇場もこれで終止符を打つことになる。
トランプ大統領が誕生したことでこれまでのマーケットの常識ががらりと変わったといってもよい。
その意味ではバイデン政権に変わり常識的な相場に戻ると予想される。
いずれにしても、コロナという未曾有の災禍の中で常識外の相場展開が始まったといえる。
ワクチン開発が進む中で来年は更にリスクオンが続くとの見方もある一方で、コロナは相場を根底から変えてしまった可能性もある。
いずれにしても2020年は21世紀の中でも特筆される年となった。
今年一年お疲れさまでした。
来年も「かざみどり」をよろしくお願いします。
皆さま 良いお年をお迎えください。
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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