[全般]イベント終了でリスクオン
未明に行われたFOMC会合ではパウエルFRB議長がテーパリング議論を慎重に進める姿勢を示すなど、市場はハト派的と受け止めたことで米長期金利が低下。東京市場では、ドルは上値の重い展開で始まるとドル円は109円69銭まで下落。クロス円もつられ安となった。しかし、中国が国内金融市場の混乱を受け懸念払しょくに動き出したことから中国株式市場が反発。日経平均株価も堅調に推移する中でクロス円が買われドル円の下支えとなった。
欧州市場でも日本や中国の株価上昇を受けリスクオンの動きが先行するとクロス円が上昇幅を拡大。米金利低下によるドル安がクロス円を更に押し上げた。
NY時間に発表された新規失業保険申請件数が予想を上回ったことや同時に発表された米4-6月期四半期実質GDPが6.5%と予想の8.5%を大きく下回ったことでドル売りの勢いが更に強まった。ドル円は109円61銭まで下落したがその後NYダウが反発して始まると109円91銭まで反発。
しかし、FOMC会合のハト派的な内容を受けたドル売りの流れが継続する中でドル円は109円43銭まで下落して引けている。
アジアから欧米市場にかけて同時株高となるなど、市場にはFOMC会合というビッグイベントが終了したことで安心感が広がりドル売り円売りの動きが強まっている。
昨日発表された米4-6月期四半期実質GDPは予想を下回ったものの、コロナ感染拡大前の水準を回復。ワクチン接種の拡大による効果がみられた。しかし、ここにきてデルタ株感染拡大により再び不安が広がる中で今後発表される経済指標が予想を下回るようなら一時的にドル売りが更に強まりかねない。
月末、週末だけに今日のNY時間に発表される6月のPCEデフレーターや7月ミシガン大学消費者態度指数などに一時的に反応しやすく注意したい。
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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