ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2024-03

[全般]ECBテーパリングではなく微調整

この日注目のECB理事会が開かれPEPPの購入ペースをやや減速すると発表。発表後ユーロ買いで反応したが、ラガルドECB総裁がテーパリングではなく微調整と発言したことで押し戻された。FRBのテーパリング実施も含め全体に不透明感が広がり相場に迷いがみられる。

昨日の東京市場ではオセアニア通貨を中心としたクロス円の売りが先行。これまで大幅高が続いた日経平均株価が下落に転じたことも円買いを促した。ドル円もつられて上値の重い展開が続いた。
欧州市場に入るとポンド円の買い戻しが入るなどクロス円の下げも一服感が広がった。
この日はECB理事会が開かれることからポジション調整の買い戻しも散見された。
注目のECB理事会では1兆8500億ユーロのPEPP買い入れ規模を月間800億ユーロから小幅縮小すると発表。これを受けユーロドルは1.1841まで上昇した。しかしその後ラガルドECB総裁が「PEPP購入ペース減額はテーパリングではなく微調整」「ECBは次の動きについて議論していない」と発言したことでユーロは押し戻されるなど荒っぽい動きとなったが、全般にユーロドルは底堅い動きとなった。
また、この日実施された米30年債入札が前日の10年債に引き続き堅調な結果となったことで米長期金利が低下。ドル売りを誘ったこともユーロの底を押し上げた。
一方NY株式市場は3指数ともに下落したことでリスクオフの円買いが進み、ドル円は109円63銭まで下落。結果的にクロス円が全般に下落して引けている。
ECBはFRBのテーパリング実施を確認してから本格的なテーパリングに入りたいところであり今の段階では微調整で様子を見る姿勢が示された。
この日発表された米前週分新規失業保険申請件数が31万件と予想の33.5万件を下回るなどコロナ感染拡大以降の低水準を記録。また、ダラス地区連銀総裁やアトランタ地区連銀総裁がこの日も早期テーパリング実施の可能性を示すなど欧米ともに金融政策正常化に向けた動きが現実化し始めている。
これにより株式市場で軟調な地合いがさらに進むようならクロス円の下げも更に進むことになる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

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