[全般]FOMCなど各国中銀政策会合に注目
ただ.週末に発表された米11月CPIは前年比6.8%と39年ぶりの高い伸び率となったが予想通りということで寧ろ過度なインフレ懸念が後退したとの見方が先行し株価は上昇。S&Pは史上最高値を更新するなど楽観的なムードが相場の下支えとなっていることは明らか。
今週はFOMC会合が開かれるがテーパリングの額が150億ドルから300億ドルに1月から増額すると予想される。
オミクロン株拡大による懸念が後退し、前週発表された11月雇用統計で失業率が急低下したことやCPIも過度なインフレ懸念が後退するなかで予想通りの結果となればドルが上昇。株価への懸念も楽観的なセンチメントが広がる中で限定的となればドル円だけ円安の動きが強まると予想される。
ただ、今週は15日に米債務上限引き上げ協議が行われるが難航するようならドル売りが強まりかねない。安心感が広がるオミクロン株だが死亡者などの単発的な報道により市場の不安が高まりかねない。また、中国恒大集団を発端とした中国不動産破綻懸念、そして米ロや米中の緊張の高まりによる地政学的リスクなど不安材料はいくつも燻る。
今週はBOEやECB、そして日銀やトルコ、そしてスイスなどの政策会合が開かれる。
特に注目されるECB理事会では物価上昇への懸念はあるものの従来のAPPを一時的に拡大することが検討されると予想。FRBとの違いが明確となればユーロ売りが更に強まりかねない。ただ、それ以降の規模縮小などが示されるようなら反対にユーロ買いに反応する可能性もあり注目される。
いずれにしてもクリスマスを前に今週は今年最後の注目イベントが集中することで株価を中心に相場が一段と乱高下する可能性が高い。
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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