ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2024-02

[全般]景気減速と金融引き締めの綱引き

これまで金融引き締め政策を強める国の通貨が買われたが、先週は景気減速懸念が市場の中心となるなど金利高がその通貨の足枷となった。

先週末に発表されたユーロ圏HICPは8.6%と予想の8.4%を上回り過去最高の上昇となった。これを受けECBが積極的な利上げに向かうとの見方から、最初はユーロ買いで反応したものの急速な引き締めが更なる欧州の景気減速に繋がるとの見方が広がり、ユーロ売りが進んだ。
また、先週はパウエルFRB議長が景気を犠牲にしても物価安定を優先するとの発言から株価が下落。景気減速懸念の高まりによるリスクオフの円買いが進む中で米6月ISM製造業景況指数が予想を下回るなど米国景気減速懸念が高まった。先週のドル円は137円の高値を付けたもののその後134円74銭まで下落。
また、アトランタ連銀が発表する米国GDP予想レポートの「GDPナウ」では1日時点で4‐6月期GDPを前期比2.1%減と6月末時点の1.0%減から更に引き下げたことにより、2四半期連続のマイナス成長となればリセッション入りとの見方が市場の不安を高めた。
これまで金融引き締めに動いた通貨が買われる流れが続いたが、その引き締めが景気減速を招くことから売りで反応し始めた。これは相場の展開を意味するのか、或いは一時的な調整で再び大規模金融緩和政策継続姿勢を維持する日銀との政策の違いによる円売りが続くのか見極める必要がある。
今週は米ISM非製造業景況指数や雇用統計といった今後の景気を占ううえで重要な指標が発表され、その時の株価とドルの動きによる今後の流れに注目。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

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