[全般]FOMC予想通り0.75%利上げへ
昨日の東京市場ではFOMC会合で大幅利上げが予想される中でドルは堅調に推移。ドル円は144円台に上昇した。
しかし、東京市場終了時にプーチン大統領が部分的軍事動員を命じると発表。また、核使用の可能性も示唆したことからリスクオフのドル買いと同時に円買いも強まりクロス円は全面安。ドル円も143円34銭まで下落した。
しかしFOMC会合に近づく過程でクロス円の巻き戻しやドル買いの動きが活発となりドル円は144円40銭まで上昇。ユーロは0.99を割り込んだ。
注目のFOMC会合では予想通り政策金利を0.75%引き上げ3.0~3.25%へ。ドットプロットは22年末中央値が4.375%と予想を上回り、23年末は4.625%と0.25%の利上げの見通しが示されたことからドル買いで反応。ドル円は144円67銭まで上昇。ユーロは0.9810まで下落した。
しかし、その後パウエル議長の記者会見では「いつか利上げペースを落とすのが適切」「ソフトランディングは困難」など、これまでの強気姿勢が和らぐ内容と市場は受け止めドルは反落。ドル円は143円40銭まで押し戻されユーロも0.9910まで反発するなど、ジェットコースターのような動きを見せた。
ただ、FRBのタカ派スタンスは維持されたこともありドル円は144円台に上昇。ユーロも0.98ミドル付近まで押し戻されて引けている。
このFOMC会合後の動きを見るとこれまでのドル買い一辺倒の勢いにやや陰りが出始めたようにも見える。ドルの上昇時にはドルロングポジションの巻き戻しも出やすくなったかもしれない。
また、本日の日銀会合では急速に円安が進行する中で、これまでの大規模緩和姿勢に何らかの変化を見せればサプライズの円買いが進むだろう。反対にこれまでの内容を踏襲するようなら他の中銀の利上げが強まる中で円安トレンドは継続。
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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