ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2023-12

[全般]米経済指標悪化と介入効果

この日発表された複数の米経済指標が予想を下回ったことでFRBの利上げペース減速観測と円買い介入の結果ドル円は下落。流れが変わったのか、或いは一時的な調整なのか重要な節目に差し掛かった可能性が高い。

月曜日のNY市場でドル円が150円手前で急落。介入は米国も容認しているとの見方が浮上するなか昨日の東京市場でドル円は149円付近でのもみ合いが続いた。
欧州市場では英国で新たに就任したスナク首相が経済の安定と信頼を最優先すると発言したことでポンド買いが先行。金融市場なども含め市場全体に安心感が広がった。
NY時間に発表された8月ケースシラー住宅価格指数が13.1%と予想を下回るとドル売りが先行。米金利上昇を受け特に一戸建て住宅価格が大幅下落。その後発表された10月消費者信頼感指数も102.5と予想の106.5を下回ると更にドル売りが強まりドル円は147円ミドル付近まで下落した。
先週末のWSJ紙によるFRBの今後の利上げ幅を議論する見通しとの記事をこの日の指標結果を受け更に確認した格好だ。一部では12月のFOMC会合での利上げ幅は0.75%から0.5%、或いは0.25%にとどまるとの見方も広がり米長期金利は4.05%付近まで低下。
英国財政赤字懸念から債券市場を中心とした金融不安はスナク首相が就任したことで一先ず後退。
FRBの積極的な引き締めにも変化が現れ始めたとの見方から株価は上昇しリスクオンのドル安が進む。
そして、円買い介入も単独ではあるが米国も容認しているのであればそれなりの効果も認められる。
ドル高の流れがピークを付けたのか、或いは調整の域を脱していないのか、日銀の会合や11月のFOMC会合の結果などを見る必要がありそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

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