ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2023-12

[全般]FOMC利上げ停止に近付く

注目のFOMC会合では追加的な引き締めが適切との文言が削除されたことでドルは全面安。一方パウエル議長はやや利上げの可能性を示唆。

昨日は東京市場が連休に入り薄商いのアジア市場でドルは軟調に推移。FOMC会合を前に米長期金利が低下したことでドル全般に売りが強まった。ドル円は136円60銭付近から1円近く下落。NY時間に発表された4月ADP雇用統計やISM非製造業景況指数は予想を上回る結果となったがFOMC会合を控えていることから反応は限られた。
注目のFOMC会合では予想通り政策金利を0.25%引き上げることを全員一致で決定。声明文では前回の「インフレ率を2%に戻すのに十分な制限的な金融政策姿勢を達成するために幾分の追加的な金融政策引き締めが適切」との文言を削除。代わりに「追加的な金融政策の引き締めがどの程度適切かを決めるにあたり今後数週間から数か月の経済・インフレ・金融市場の動向を注視」と追加。市場は追加利上げの可能性が低下したとみてドルは全面安。ドル円は135円を割り込んだ。
その後パウエル議長が「依然としてインフレは高すぎる」「利上げサイクルの終了について言及するのは時期尚早」「必要なら追加利上げの用意」など、市場の思惑を抑えようとする発言もあり一旦はドル買い戻しが入ったが、市場は既にFRBは利上げ停止に向けた動きが始まったとみてドルの上値は抑えられた。
FOMC会合のハト派的な内容に対してパウエル議長は市場の利上げ停止への思惑を抑えるなど、全般にバランスの取れた会合となった。
これでドルの天井は幾分下げられたとみるが、今後の経済指標の結果次第では短期的にドル買いが強まる可能性が高い。
今週末の雇用統計がADP雇用統計同様強い数字となれば売られ過ぎたドルの買い戻しを誘発するかもしれない。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

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