[ユーロ米ドル] 景気減速と債務懸念
ユーロ圏の総合景気指数は50.7と4カ月連続で下落し09年8月以来の低水準となった。小売売上高も0.2%のプラスとなったものの伸びは鈍化し成長への懸念は強まっていると市場は認識。また、ムーディーズがイタリアの格下げを引き下げるといった噂や、メルケル首相が「ギリシャが経済成長プログラムを達成できなければ今月の融資をしない」の見解を示した事などもあり欧州株は軒並み下落。ユーロも一時1.4060まで下落するなど、欧州への景気減速と債務懸念がここにきて広がり始めた。結局、先週末に発表された米雇用統計の悪化が世界的な不安感を掻き立てたことが背景にあるとみてよい。
一目の雲を抜けた後はその下落の勢いは更に増してきており陰線が5日連続となった。そろそろ勢いも衰える頃とみて1.40付近では一旦買いを入れたいが、その戻しは限られそうだ。
予想レンジ ユーロ米ドル:1.4000~1.4160
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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