[全般]円売り安心感と4月アノマリー
先週はG20財務相中央銀行総裁会議を控え日本の為替政策に対し警戒感が広がり円の買い戻しが進んだ。しかし、声明で「日本の最近の政策はデフレ脱却と国内需要支援を目的とするものである」とし、各国から日本への理解を得ることが出来た。既に、声明が出る前から徐々に円安の動きが始まっていたところで、あらためてNY市場ではドル円が上昇。1ドル99円67銭まで上昇しほぼ高値圏で引けてきた。
一方、ユーロやポンドは依然として不安定な動きが続いた。
英国の景気先行き懸念から軟調な地合いで推移しているなかでフィッチが英国格付けを引き下げたことで更にポンドが下落した。この影響でユーロも上値の重い展開となったが前日ECBの利下げ余地があるとの発言をしたドイツ中銀バイトマン総裁が「現在の政策金利は適切」と発言。また、ジョイブレ独財務相も「ECBはユーロ圏の流動性を減らす必要がある」と発言したことでユーロは上昇に転じた。ところが、イタリア大統領選挙では4回の投票でも決まらず政局不安が拡大。結果的にユーロやポンドはほぼこの日の安値圏で引けたことで今週はもう一段の下値を試す展開となりそうだ。
G20会合が終了したことでイベントリスクはなくなり円安やドル安の流れが再開。しかし、今週は日銀会合に対し市場の注目度は高く、思惑などからドル円の100円を睨んで一時的な乱高下もありそうだ。また、4月末の連休を境に円高が過去4年進むというアノマリーに対する懸念もあり注意が必要だ。
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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