[全般]米経済指標の悪化も一時的
荒っぽい動きが目立った。アジア市場では前日の米景気指標の悪化に伴いドルは上値の重い展開で始まった。早朝発表された日本の1-3月GDPは+0.9%と予想の+0.7%を上回り一時的に円安に反応したものの影響はあまり見られなかった。
しかし、市場には円安の流れに変化はないとの見方は根強く、ドル円の前日では高値を狙った投機筋によるドル円の買いが強まった。
NY市場では米住宅着工件数が85.3万件と予想の97万件を下回り3か月ぶりのマイナスとなったことを受けドルは急落。許可件数は101.7万件と予想の94.1万件を上回り2か月ぶりのプラスとなったもののドルを買い戻す動きは限られた。同時に発表された新規失業保険申請件数も予想を上回ったこともドルの上値を抑えた。
その後発表されたフィラデルフィア連銀製造業景気指数も-5.2と予想+2.0を大きく下回ったことで更にドル売りが加速。量的緩和解除の時期が長引くとの判断から長期金利が低下したこともドルの上値を重くした。損切も巻き込みドルはオセアニア通貨を除き全面安となったが売りが一巡すると買い戻しもみられた。NY市場の引け際にはサンフランシスコ連銀のウイリアムズ総裁が「労働市場の改善が継続すれば夏にも量的緩和を縮小し年末までに停止する可能性」と発言したことで長期金利は上昇しドル買いが強まった。
この日はIMFが「政策金利引き上げや量的緩和縮小は長期金利上昇や商品相場に大きな影響を及ぼすことから段階的な解除と適切な情報開示が求められる」と発表。これは米国の金融政策に対するものと受け止められる。ハト派で知られたウイリアムズ総裁がここにきてタカ派的な発言をしたという事は、そろそろ緩和解除が近いという事を市場に少しずつ示し始めているとみる。来月のFOMCでは何らかの変化がみられるはずだ。
ドル上昇の流れによる円安は今後も継続するとみてよい。
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