[全般]急速なドル高調整に警戒
先週は米国経済指標の悪化が相対的に目立ったものの週末に発表された景気先行指標やミシガン大消費者信頼感指数が予想を上回る良好な結果を受けドル買いが強まった。
この結果だけでドルが上昇したのではなく既にドル買いの下地は出来ていた。先週はタカ派のロッサー・フィラデルフィア連銀総裁だけではなくハト派のウイリアムズ・フィラデルフィア連銀総裁までも量的緩和早期終結の可能性を示していた。時を同じくしてIMFも量的緩和縮小には段階的な解除と適切な情報開示を求めた。FRBとしてはいきなり解除というのは影響が大き過ぎるため、徐々に市場にメッセージを送り出してきたとみる。
今週22日はバーナンキ議長が経済見通しについて議会証言が行われ、市場は量的緩和への何らかの発言が出るのではといった期待が先週のドル高に反映されていると思われる。しかし、この時点では未だ緩和解除といった話を出せば株や債券市場への影響が大きく、今回は見送られるとみている。そうなれば、一時的にドル高調整のリスクが高まりそうだ。
米国は日本の緩和強化による米国債購入への期待があるとの噂もあるが、円安に対する批判がみられないのもその辺の事情があるかもしれない。
一方、日本サイドでは安倍首相が17日に成長戦略第2弾を発表。第三の矢として設備投資を従来よりも1割増の70兆円規模に引き上げる目標を掲げた。これを受け円安への下地も出来たところでドル高の勢いが強まったことからドル円は103円台に乗せてきた。100円を目の前にもみ合いが続いていた時から1週間余りで6円近い上昇となった。ここまでは殆ど戻しがみられないことからそろそろ調整の動きも気になるところだ。今週は日銀会合も控えており、その前後は要注意だ。
また、ユーロの下落も目立った。
ECBが中銀預金金利を引き下げる場合の準備体制について調査を行っているとの観測や、ECBメルシュ専務理事の「預金金利引き下げも選択肢」といった発言からユーロ売りが加速した。この話も既に何度か出ていることからやや売られ過ぎの観もある。
今週はドルや円、そしてユーロなどの調整の動きに今週は注意しながらも調整後も円安ドル高の流れについて行く。
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