[米ドル円]日銀への期待は低い

ドル円は東京市場で全くと言ってよいほど動きがみられず、欧州市場でも同様な動きになった。一方、他の主要通貨に対してはドルが軟調な地合いを示したことでクロス円は全般的に底堅い動きとなった。FOMCでは先日の政府閉鎖による景気への言及が示されなかったことで量的緩和縮小時期が予想よりも早まるとの見方が俄かに浮上。長期債が売られ利回りが上昇したことでドルは全面高。ドル円も98円69銭まで上昇するなど、数日前とはセンチメントが180度変化した。上昇に転じた一つの要因として中国金融引き締め政策への懸念が後退したことだが、実際には中国の短期金利の上昇は続いている。FOMC声明文の中でも前回と殆ど変わらず、ドルをここまで買っていく内容とも思えない。
200日移動平均線が底値サポートとしての安心感を高めたことで買いが優勢となっているが、この動きも一転することも十分考えられる。結果的に、三角保ち合いの中で収まっている。今日から始まる日銀政策会合では円高が進んだ時の抑制する動きが示されるかとみていたが、再び円安に振れたことでこれまでの政策スタンス継続姿勢を示すのみに留まるとみられる。それ程今のところ期待は低いが、万が一期待でドル円が上昇するようであれば失望売りが強まることになる。
ドル円予想レンジ:99円00銭~98円00銭
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