[全般]米雇用統計と英欧政策会合でドル高加速
先週末のNY市場ではバーナンキFRB議長が「経済はかなり進展している」と発言したことで長期金利が上昇しドルが全面高となった。また、ラッカー・リッチモンド総裁も「成長が加速すれば2014年遅くに利上げも、テーパリングを遅らせるにはかなりの弱いデータが必要」と発言。今週はFOMC議事録が公開されるが、メンバーのタカ派的な見方が目立つようであれば早期緩和縮小への期待からドル高が強まることになるだろう。また、バーナンキ議長は「テーパリングは雇用市場の見通し改善を受けたもの」としたことで、今週末発表される米雇用統計が予想通り好調な結果となれば長期金利上昇からドル高が強まりそうだ。
また、今週はECBやBOEの金融政策会合が開かれる。ユーロやポンドは年末にかけて急速に上昇した巻き戻しが入り始めていることから、ドル高が更に進めば政策会合の内容など関係なく下落するリスクが高まる。
一方、円絡みでは今月から始まるNISAによる外貨買いへの思惑や日銀の追加緩和期待など円安材料は事欠かない。しかし、既にこの動きは昨年末に織り込んできており長期的な流れでの円安をサポートするものの短期的に影響は低いとみる。
ドルの上昇が強まればクロス円の巻き戻しがもう一段強まるとみるが、これもあくまで調整的なもので買い場のチャンスを待ちたい。
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