[米ドル円]レンジの下限に近付く
先週のドル円は昨年末にかけて上昇したポジションの巻き戻しが一気に強まり予想外の大幅下落となった。アルゼンチンやトルコリラといった新興国通貨が米緩和縮小による過剰流動性相場の転換期に入ったことなどもあり急速に下落。世界的な同時株高への懸念が広がりリスクオフからの円買戻しが一気に強まった形だ。今週開かれるFOMCでテーパリングが予定通り実施されるとの見方は多いものの、一部では見直しされるとの観測もあり不安感は残る。しかし、中長期的な日米金融政策が変わるとの見方はなく、最終的にドル高円安の流れに戻るとみる。FOMC後の相場の動きを見極めたうえで再びドル買いを仕込むタイミングを探りたい。
先週末は102円85銭のサポートを抜けると一気に一目の雲へ突入し、終値ベースでも雲の中で引けた。FOMC前に株価の下落が強まればもう一段の下値トライとみる。
半値戻しとなる10150銭は強いサポートとみるが、市場のセンチメントは弱気に偏っているだけに雲の下限であり61.8%戻しとなる100円60銭が下値の限界とみる。
今週のドル円予想レンジ:103円80銭~100円60銭(61.8%、雲の下限)
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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