ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2024-03

[全般]不安定な米国株と債券市場

先週前半はNY株価が連日史上最高値を更新し債券利回りも2.6%後半と高いレベルで推移していたが後半に入ると一転。株価は大幅下落となり債券利回りも節目とみられていた2.5%を下回るなど結果的にリスクオフの格好となった。
一方、14年ぶりの高値を更新していた英国株式市場も雇用指標の悪化を機に一気に下落。ポンドも急落。前週のユーロ急落に続きポンドも下落するなど対ポンドやユーロでドルは金利が低下したにも関わらず上昇。
結果的にドル円だけがドルの金利低下を素直に反応したことで売りが強まった。
ユーロやポンドが大きく動き出したことで、ドル円もこれまでのこう着状況から脱して動き出す可能性が高い。
今週の注目は米国株式と債券市場に集まる。
セルインメイ(5月に売り抜け)のジンクス通りNY株価に対する下落リスクが強まれば大きく円高に傾く可能性が高まる。また、長期債利回りが更に低下するようであればユーロやポンドに対してもドル売りが強まることになりかねない。
週末の25日はウクライナの大統領選挙もあり、市場は神経質な展開になりやすく株価下落の引き金にもなりかねない。
また、今週はイエレンFRB議長やNY連銀、フィラデルフィア連銀総裁など多くのFRBメンバーの講演や、FOMC議事録要旨が公開される。株式と債券市場へどう影響するか注目される。緩和政策の長期化期待は既に市場は織り込んでいる。寧ろ、内容的に緩和政策の副作用やリスクに対する警戒感が示されるようであればドル金利上昇と株価の下落につながる恐れもある。
また、国内でも日銀政策決定会合と黒田総裁記者会見が開かれる。最近の日経株価下落に対し懸念が示されようであれば追加緩和期待が高まり円安要因となる。しかし、先週の黒田総裁発言は相変わらず強気の内容が急に変わるとは思えず、具体的なものが示されなければ寧ろ期待後退による円高リスクに注意したい。
全般的にみるとドルの方向が掴みにくいことから、今週もユーロやポンドに取引が集中しやすいとみられる。
その流れの延長線上で、こう着状態にあるドル円がレンジの下限を下回るか注目される。


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

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