ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2024-02

[全般]米GDPの結果で市場のセンチメントをみる

早朝の薄商いのなかNZドルが上昇。ところが東京市場が開いたところで売り戻しが入り往って来い。これが昨日のクロス円下落の先駆けとなった。
東京市場が引けたところでNZドルと豪ドルのオセアニア通貨の下落が始まると同時にポンドなども追随。クロス円全般に売りが強まった。
特に目立った材料がない中でNY市場が始まると米長期金利が低下。10年債利回りは昨年7月以来の2.43%付近まで低下したことでドル円は101円63銭まで売り込まれた。しかし、クロス円の低下によりポンドやユーロに対してはドルが全面高となったことでドル円の下落もここで終了。その後はドル高の流れから101円後半まで押し戻された。
NYダウは金利低下にも拘わらず5日ぶりの下落となるなど、金利と株価のちぐはぐな動きは相変わらず続く。
長期金利低下の理由としては月末の持ち高調整や、ECB利下げ期待が背景にあるといわれるが、それだけではない。結局、FRBが緩和政策を長期間継続するとの観測が強まったためだ。株価も調整を入れながら堅調な地合いを続けているのも同じ理由とみられる。それは住宅市場や雇用など米景気回復基調が予想以上に遅れているとみられていることが背景にある。

今日は米1-3月期GDPと4月の住宅販売保留指数が発表される。この時期のGDPは悪天候の影響からマイナス0.5と大きく落ち込むと予想される。しかし、既にマイナスの落ち込みを市場は織り込んでおり、寧ろ4-6月期への反動への期待が高まるか注目される。
市場のセンチメントが楽観的であれば次のGDPへの期待から株価上昇につながるだろう。一方、悲観的であれば直近の数字に反応し下落につながるとみる。
悲観的な見方が強いのであれば米長期金利が更に低下する恐れもありGDPはそのリトマス試験紙のようなものだ。
今のところユーロやポンドはドル金利を無視する格好で下落が続いているが、クロス円の調整売りが終了する時は要注意だ。その時はドル売りに反応するきっかけになりかねない。


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

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