[ユーロ米ドル]ECB追加緩和への織り込み度

先月8日に行われたECB会合後の記者会見でドラギ総裁は6月の会合に追加緩和の可能性を示唆した。その時のユーロドルのレベル1.39後半から売りが始まり、先週は1.35後半まで400ポイント近く下落したことになる。
結果的にダブルトップを形成し1.37ドル付近のネックラインや1.36ミドルにある200日移動平均線も下回るなど追加緩和は十分に織り込み済んだとみてよいだろう。週末のNY市場では安値1.3590から巻き戻しが入り1.36ミドルまで押し戻された。
ECB理事会では現在の政策金利0.25%を0.1%から0.15%を引き下げ、SMPの不胎化停止、中銀への預金金利をマイナス0.1%に引き下げるといった策を打ち出すとみられている。これらは既に織り込み済みで発表後は買い戻しの動きが強まるとの見方があるが、そうだろうか。400ポイント下げての戻しとしては60ポイントというのは余りに小さい
もし今回の理事会で難しいとされた量的緩和を打ち出せばサプライズとなり更に下落が加速する可能性もあるためか。或いは、今回やらなくても次回に含みを残すだけでもう一段の売りが強まりかねない。
織り込んではいるものの、ユーロロングにするのはリスクが高い。まだ下落余地はありそうだ。
今週のユーロドル予想レンジ:1.3740(38.2%)~1.3500
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