[全般]米景気への期待と不安
1-3月期GDP確定値は-2.9%と予想の-1.8%を大きく下回り、2009年初め以来の大幅低下となった。これを受け米長期金利が一時2.52%まで低下しドルは全面安。株価も下落して始まった。しかし、内容をみると冬の悪天候の影響や医療支出が予想より伸びず個人消費の伸びが鈍化した事が要因。市場はこの反動で次期4-6月期GDPが4%近くまで増加するとの見方が広がり株価は上昇。金利も2.56%台まで上昇しドルの買い戻しが強まった。
悪天候の影響は既に織り込み済みではあったが、ここまで予想を下回るとはサプライズであることは間違いない。しかし、市場は敢えて楽観的に捉えたことが注目される。同時に発表された耐久財受注も予想を大きく下回るなど、景気への懸念は残る。
FRBの緩和政策継続への期待が株価の上昇と金利低下を促す結果となったが、一歩間違えば景気減速懸念がそのまま株価を押し下げていたところだ。4-6月GDPがもし4%台に乗せたとしても、半期で2%を達成するかは難しい。しかし、最近の住宅関連や雇用指標をみると米経済回復期待が強く、それを背景に株式市場は基本的に強気派が多いと考えられる。
イラクなど地政学的リスクも含め、不安を抱えながらも米国市場の楽観的なセンチメントは世界的な株押し上げにもつながる。
米国経済回復期待と不安が混在する中で今回も相場のこう着状態を脱出するきっかけとはならず、レンジ相場は継続するとみてよい。
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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