ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2024-02

[全般]米雇用統計控えドルの下落リスク燻る

先週発表された住宅関連指標は好調な結果を示したものの、米GDPや耐久財受注、そして個人支出などは予想を下回るなど強弱入り混じるものとなった。結果的に市場は景気回復の鈍さから緩和政策長期化への思惑も高まり株価は上昇。長期金利は低下したことでドル安の動きが進んだ。
一方、FRB幹部の早期ゼロ金利解除の可能性を示唆するなどタカ派的な発言も聞かれ、市場は方向感を掴み切れずに不安定な動きが続いている。
その中で、ポンドやユーロといったクロス取引が活発化。日本では新成長戦略が示されたものの既に骨子が発表されたことで一部では失望感もみられたが、市場への影響は限定的となった。
こう着状態が続くドル円も週末にかけて円高が進むなど、今週はそろそろレンジからブレークアウトする可能性もみえ始めている。
今週は注目の米雇用統計が発表されるが、金曜が米国独立記念日ということから木曜日に繰り上がる。雇用者数だけではなく、賃金の上昇率や労働参加率等など雇用の質が悪化しているようであればドル売りが加速する可能性が大きい。ただ、NY株式市場では警戒感が燻るものの悪材料に対しての反応は鈍く、全般に強気のセンチメントが漂う中でリスクオンの動きも期待できる。
この日はECB理事会が開かれ、米雇用統計発表と同時刻にECBのドラギ総裁記者会見が行われる。
既に先月利下げを行った後だけに追加緩和期待はなく、調整的な買戻しの動きが継続するとみられる。ただ、追加緩和やハト派的な発言が続くようであれば一時的にユーロ売りが加速する場面もありそうだ。
米国連休前ということもありポジションの巻き戻しが強まる可能性が高く、発表前後には荒っぽい動きが予想される。イベントリスクが高まることでクロス円などの売りを誘う可能性もあり、そうなればドル円の下落圧力となりレンジの下限が崩れるか注目したい。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

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