[カナダドル円]BOC政策会合でもう一段の下押しも


先週発表されたカナダ6月雇用統計は新規雇用者数が-0.94万人と予想の2.0万人を大きく下回った。また、失業率も7.1%と予想の7.0%を上回りカナダドル売りが強まった。
前週に発表された米国雇用統計とは全く反対の結果となったこともあり、対ドルでカナダドル売りが強まった。
一方、先週発表されたカナダ住宅関連指標は概ね予想以上の改善を示しており、雇用の悪化と併せてカナダ中銀が今後の金融政策の行方に注目が集まる。
今週の水曜日はそのカナダ中銀BOC政策会合が開かれるが、市場は当面政策金利の1.0%を維持すると予想している。流れとしては売りが優勢の中で雇用に対する悲観的な内容となればもう一段の下押しもありそうだ。
米国は今年10月で量的緩和を終了しいよいよゼロ金利解除の方向に向かい始める。
日銀政策会合では2%物価見通しを堅持しており、円安要因とはなりにくい。寧ろドル円
の上値が重く今週は下値を試す展開も予想される。
カナダ円は6月上昇以前の上値抵抗線であった94円付近を再度試す展開が予想されるが、底値の堅さが確認されるようであれば反発のきっかけともなる。
ストキャスティクスは%Kが既に0に近づいており、%Dも今週中に%Kとクロスすると思われる。もう一段下押ししたところでは買いを入れておきたい。
今週カナダ円予想レンジ:95円00銭(38.2%)~93円80銭(61.8%)
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