[米ドル円]地政学的リスクでもレンジブレークなし


マレーシア航空機の撃墜で俄かにリスクオフ動きが強まり安全通貨としての円が買われた。
ドル円も東京の早朝に101円10銭まで下落した。しかし、結果的にドル円はこのレベルを抜けずに反発。これだけの大きなニュースにもドル円はレンジを抜け出せなかったことが今のドル円を象徴している。レンジの下限近くまで下げたところでは売りが続かず寧ろ個人などの買いが並んだ。101円15銭付近にはアベノミクス以来下回ったことのない52週移動平均線が位置しており、引け値ベースで結局このレベルを上回った。下落過程では今年最安値となる100円75銭がブレークされるとの見方が広がっていた。
かなり大きな売り材料に対しても下値が抜けないということになれば、このレベルに近づく度に買いが並んでくることになる。
上値も日足一目の雲の下限と200日移動平均線が102円付近に聳えるなど強いレジスタンスになっている。
少なくともウクライナとイスラエル状況が落ち着くまではドル円の上値は買っていけない。
万が一ロシアが強気の姿勢を示す時には再度リスク回避の動きから100円台に突入する場面も想定される。
今週のドル円予想レンジ:102円30銭(7月3日高値)~100円80銭
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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