ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2024-03

[全般]こう着状態からの脱却

8月の夏枯れ相場が始まるとみられた相場も、今週は米国重要指標の発表やイベントが集中。ユーロやポンドの値動きも活発となる中で、そろそろドル円もこう着状態から脱却する可能性もあり注目の週となりそうだ。
先週はウクライナやイスラエルなどの地政学的リスクが燻る中でユーロを中心としたクロス取引が活発となり、ユーロは下落。ロシアへの追加制裁によるユーロ圏経済へのダメージが懸念されたことや、ドイツやユーロ圏経済指標の悪化などからユーロ売りが強まった。
また、豪ドルやNZドル、南アランドといった通貨も活発な動きをみせている。
一方、米国経済指標は新規失業保険申請件数が8年5か月ぶりの低水準まで改善されるなど、利上げ期待が高まる。NY株式市場は高値圏への警戒感もダウは1万7千ドルを再び割り込んで引けた。
為替市場では海外勢の多くが夏休みに入るところが多く、流動性が徐々に低下する中で米雇用統計やGDP、そしてFOMCといった重要な指標発表が相次ぎ波乱含みの展開が予想される。
FOMCでは10月のテーパリング終了は想定内であり、9月のFOMCに市場の注目は集まり、今回の会合では現状維持とみられる。また、雇用統計を週末に控えることから市場への影響は限られそうだ。
先週発表された米コアCPIが予想を下回ったことや新築住宅販売も低迷。一方で、新規失業保険申請件数の改善がみられたことで今週発表のADP雇用や雇用統計に市場の期待は高まる。しかし、期待が高まっただけに予想を下回った時の反動は大きくなる。緩和継続期待が高まると株価にとってはプラス材料となり円安の動きが強まる。その一方では金利低下によるドル売りとの攻防になりそうだ。
ユーロ安の流れの中ではドルを全般に押し上げる要因となることから、総合的にみると円高よりもドル高の勢いが優勢とみる。
今週は南アフリカや豪州の経済指標にも注目したい。
先日利上げを実施した南アランドへの投資目的とする資金流入が続く中で、今週は貿易収支やPPI、マネーサプライといった指標発表でもう一段の利上げ期待が高まる可能性がある。
また、最近の豪ドルは指標発表で過度な反応を示すことが多く、今週発表される住宅建設許可件数や中国PMIなどで一時的に大きく振れる可能性が高い。
参加者の少ない8月は何かの拍子で大きな動きになることが多く、チャンスを逃さないようにしたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

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