ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2024-02

[全般]米金融政策の行方を占う重要な週

先週はロシアのプーチン大統領がウクライナ停戦に向けた姿勢を示したことでリスクオンの動きが強まりクロス円全般に底堅い動きで推移。また、日本の4-6月期GDPが予想通り大幅に悪化したことで追加緩和期待からの円売りも加わるなど、ドル円も底堅い動きとなった。ところが、週末にウクライナ軍が越境してきたロシア軍を撃退したとの報道で再び地政学的リスクの高まりから円が一気に買い戻されるなど、不安定な動きが続いている。
この時期は世界的に夏休みシーズンとなることから市場の流動性が低下していることも短期的に荒っぽい動きになりやすいということもある。
東京市場はお盆休みを終えそろそろ市場参加者が戻り始めることから、次の方向性を探る展開が予想される。
今週の注目は大きく二つある。
一つは米国の利上げ時期への思惑が高まり米株式と債券市場への影響だ。19日には米7月CPIと住宅着工件数が発表される。先週末にコチャラコタ・ミネアポリス総裁が物価はFOMC目標から程遠く、2018年まで2%に達成しないと発言したことで長期金利が低下。今回のCPIが予想を下回るようであれば利上げ時期が後退するとの見方が強まる。最近は回復の鈍さが目立つ住宅市場にも注目が集まる。
20日はFOMC議事録が公開され、22日はジャクソンホールでイエレン議長講演が行われる。先日フィッシャーFRB副議長が新興国市場も含め世界的回復が期待外れで、労働参加率の低下や住宅市場への的な見方を示された。イエレン議長との足並みをそろえた格好となっていることから、もし議長が消極的な姿勢を示すようであれば金利低下によるドル売りの動きが強まる。一方、米株式市場の上昇が円売りを促す事からドル円も複雑な動きになりそうだ。
もう一つの注目はBOEやRBAの議事要旨公開やドラギ総裁の講演だ。
賃金見通しを下方修正したことでBOEの利上げ時期が先送りになるとの見方からポンドは下落。一方、地政学的リスクの後退からショートカバーによるユーロ買い戻しの動きが強まりユーロポンドが上昇した。ジャクソンホールでのドラギ総裁が更なる追加緩和姿勢を示すようであればユーロポンドが再び下落への引き金にもなりかねない。

今週は市場参加者が戻る中で各国金融政策の行方を見極めようとする動きが強まりそうだ。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

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