ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2023-12

[全般]米株価の下落は調整の範囲

昨日発表された米国9月CPIは予想を上回りドル買いが先行したものの、カナダのテロ事件やユーロ圏ストレステストへの思惑などもあり株価が下落。直近で500ドル近く上昇した反動の動きであり調整の範囲内とみてよい。先週のパニック状態に戻ることはないものの、神経質な展開はもう暫く続きそうだ。
欧州市場に入り一部の報道機関がストレステストでユーロ圏大手行11行が不合格になるとの見通しだと伝えられたことでユーロが下落。その後ECBが否定したことで買い戻しが入ったものの上値の重い展開となった。
NY市場では米国9月のCPIが0.1%、コアも1.7%と予想を上回ったことでドル買いの動きが強まり株価も上昇して始まった。しかし、カナダの議事堂前で兵士が銃撃され死亡したことでテロへの警戒感が高まり市場全体に不安感が広がった。CPIも2カ月ぶりのプラスとなったものの、NY株式市場は三指数ともに下落に転じた。
この日はカナダ中銀の政策金利が発表され現状維持を決定したものの、発表前に売り込まれた反動から急騰。その後銃撃事件で押し戻されるなど投機筋を中心とした荒っぽい動きが目立った。一方、先週の市場の混乱が収まり始めたことからユーロやポンドは対ドルで再び下落。欧州や中国の景気減速見通しから米国経済への懸念が高まり世界同時株安が起きただけに、市場の注目はユーロに向き始めている。
今日は欧州時間にドイツやフランス、そしてユーロ圏製造業PMIが発表される。これまでの緩和政策の効果がみられないようであれば更なる追加緩和への期待からユーロ売りが強まるとドル高に拍車がかかることになる。
その結果を受けた米株式と債券市場への影響を見極める必要がある。相場に安定感が広がるようであればリスクオンからの円安が期待できそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

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