[全般]ECBの量的緩和報道で乱高下
東京市場は日銀会合の結果待ちということから円の買い戻しの動きで始まった。日銀は現状維持とし、当座預金超過準備への付利引き下げが見送られたことでドル円は失望売りが強まった。
NY時間にはWSJ紙が本日のECB会合で年間6000億ユーロの国債購入を実施すると報じたことでユーロ売りが進んだ。しかし、どの国のどの国債をどの程度買い入れるかといった内容は報道されなかったことから直ぐに買戻された。ところが、その直後にカナダ中銀が予想外の金利引き下げを発表したことでドルが全面高となりユーロも再び下落するなど荒っぽい動きが目立った。また、本日発表の米住宅着工件数が予想を上回るなど米景気改善期待からNY株価三指数ともに上昇。リスクオンからの円売りの動きが強まるなど、依然として方向感の掴みにくい状況が続いている。
今日の市場の注目はECB理事会に集まる。ECBの国債購入規模は昨日の報道で織り込んだものの、国債購入方法が問われる。どの国の国債をどの程度購入するのか。ECBの直接購入ではなく各国中銀がそれぞれ購入するのかでユーロが上下に大きく振れる可能性が高い。このイベントリスクが過ぎるまではまだ相場のボラティリティーは高く、一方向へのポジションの偏りは避けたい。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
日本証券業協会 日本投資者保護基金 |