ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2024-02

[全般]イベントリスク後退で円安地合い強まる

先週の米雇用統計は予想を大きく上回る結果となりドルが全面高となり、同時に円安も進むなどリスクオンの動きが強まった。今週も原油価格の動向を睨みながら、利上げ期待からのドル高の流れが継続することになりそうだ。
1月米雇用統計は非農業部門雇用者数が25.7万人と予想の23万人を上回った。また、12月は25.2万人から32.9万人、11月も35.3万人から43.2万人と大きく上方修正され、3か月平均33.6万人となった。また、先月落ち込んだ平均受給額も0.5%上昇。失業率が5.7%と予想の5.6%を上回ったものの、景気や企業業績の力強さにより求職者が増加したためと受け止められた。予想以上の労働市場の改善の結果FRBのゼロ金利解除時期が早まるとの見方からドルが上昇。一方、株価は反対に売りが強まったものの、小幅にとどまった。今月のビッグイベントは予想以上の米国景気の力強さを示すものとなり市場には楽観的なムードが広がった。世界的な緩和競争の最中に米国との金融政策の違いが更に意識されることからドル高基調が明確となった。
一方、今週はG20が開催され各国の利下げと通貨安競争に対し警鐘が鳴らされる可能性があり、ドル独歩高に対しても懸念が示されるようであれば一時的にドル売りが強まりかねない。また、11日にはギリシャとの交渉は依然として難航する中で臨時のユーロ圏財務相会合が開かれる。ギリシャとの交渉が難航すればリスクオフによる円高が進む可能性が高い。
今週の最も注目されるテーマの一つが原油価格だ。
先週末の原油価格は再び反発して引けてきた。1月のリグ稼働率が大幅減少したことや、米雇用統計の結果により強気の景気見通しが広がったことが反発の要因となった。アップダウンの激しい動きが先週続いたものの、一先ず40ドル前半の底値を確認したとみる。
ただ、原油価格の低下が世界的なデフレ懸念を高め緩和競争を引き起こしただけに、価格上昇は今後緩和打ち止め観測が高まりかねない。
原油の上昇は米国株価上昇につながることから円安要因にもなる。特に資源国通貨に対しては円安の動きが先週末から高まっているだけに、今週は豪ドルなどの対円での動向に注目が集まりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

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