[豪ドル円]豪ドルにとって中国株価動向が焦点

ギリシャデフォルト懸念による市場の不安心理が拡大する中で、中国株価が急落。新興国の景気減速懸念を背景にコモディティー価格が下落したことで、豪ドルは対ドルだけではなく対円でも下落。先週は今年最安値となる89円35銭を下回り89円16銭まで下落した。
しかし、ギリシャの改革案を債権者が受け入れるとの見方が広がりギリシャのユーロ離脱の可能性が低下。中国も空売り規制や銀行の株を担保とした融資延長など力技とも思える策を実行したことで反発。
ギリシャだけではなく中国経済も危うい状況に変わりはないものの、一先ず最悪の状態を回避したことで市場に安心感が広がった。
今週は中国4-6月期GDPや鉱工業生産など今後の景気を占ううえで重要な指標発表を控える。もし、中国経済の減速が改めて示されるようであれば再び中国株価の暴落を引き起こしかねない。しかし、中国政府が何らかの操作を行う可能性もあり、そうなれば株価が支えられることで豪ドルも落ち着きを取り戻すだろう。
今週は一先ずリスク回避が後退し円が売られやすい状況だけに、豪ドル円も底堅い動きが予想される。
今週の豪ドル円予想レンジ:92円80銭(61.8%)~90円00銭
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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