[全般]ポジション調整一巡で様子見
各国金融政策の違いによる動きが目立つ中で、市場は次の展開待ちとなっている。
昨日の早朝に開かれたニュージーランド中銀RBNZは政策金利を0.25%引き下げ3.00%とした。既にマーケットは利下げを織り込んでいたこともあり材料出尽くし感からの買い戻しが強まったがその後再び下落に転じている。米国との異なる金融政策によるNZドル売りは根強いものの、目先のポジションは軽くなったとみる。
一方で、南アフリカ中銀SARBは政策金利をこの日0.25%引き上げ6.00%とするなど全く逆の政策を実行。発表後南アランドは上昇したものの、軟調なコモディティー価格の状況下では上昇は限られた。こちらも目先のポジションの偏りはみられない。
また、ロンドン時間に発表された英国6月小売売上が予想を大きく下回ったことからポンドは下落。ここにきて英国中銀BOEの利上げ観測が高まっていた反動でポンドを押し下げた。しかし、この動きも目先のポジション調整の一環で上昇の流れに変化はないとみる。
日本では6月の貿易収支では黒字予想が一転して赤字と発表された。しかし、半期ベースでは赤字額が77%減少するなど、目先追加緩和期待は低いことから新たに円を売る材料には乏しい。
NY市場では新規失業保険申請件数が25.5万件と予想の27.8万件を下回った。この水準は1973年以来の低水準となり、早期利上げ観測が高まり株価は低下。一方で、米長期金利は低下するなど、株式市場からの資金が債券市場に流れている。結果的にドルの上値は重く、来週のFOMCを控え慎重な動きに戻り始めている。
金価格の下落も昨日は下げ止まり小幅上昇となるなど、一先ず落ち着きを取り戻した。
今日はNY市場で米新築住宅販売件数が発表される。先日発表の中古住宅が好調な結果を示したが今回も前月を上回ると予想される。
ただし、市場全般に調整の動きが一巡したことで、短期的な動きが中心となるだろう。
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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