[米ドル円]FOMCイベントリスクで円買い

先週のドル円は120円ミドルから短期間で124円ミドルまで上昇した後の時間調整に入りもみ合いが続いた。ギリシャや中国株価下落懸念も後退しリスクオンの動きからの円売りが期待されたがその動きは見られなかった。米国早期利上げ期待の高まりによるNY株式市場の冴えない動きがドル円の上値を抑えたと考えられる。
今週はその米国金融政策を占ううえで重要なFOMC会合が開かれる。
市場の一部では9月利上げ観測が広がり始めており、今回の会合でそのヒントが示されるか注目が集まる。もし、ハト派的なものであればNY株式市場が上昇し円安材料になる。
一方、米長期金利は抑えられてしまう事からドル売りも同時に強まることになる。
先週の米長期金利が利上げ期待にも拘わらず金利が抑えられたのは、株式市場から資金が債券市場に流れ込んでいるとの見方がある。今回も同様の動きになれば、株価が下落しても金利は上がらずドル安と円高の動きに繋がりかねない。
市場がどう反応するかは未知数であり、イベントリスクとして発表前に一時的な円買いの動きが強まる可能性もある。
今週のドル円予想レンジ:124円60銭(6月10日高値)~122円90銭(雲の上限、38.2%)
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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