[全般]ハト派的?FOMC議事録
NY時間に入り米7月CPIがコアともに予想の0.2%を下回る0.1%となり、発表直後はドル売りに反応したものの、すぐに買い戻された。この日公開されるFOMC議事録を控え、市場は全般に慎重な動きが目立った。
そのFOMCでは「ほとんどのメンバーが利上げの状況は近づいていると主張」との内容をタカ派的と受け止め、公開直後はドル買いが強まった。しかし、その後「労働市場やインフレの見通しにいくらかの更なる改善が見られた際に利上げを行う」「利上げを行う準備はあるが更なるデータを待っている」との内容でドルは一転して下落。FOMCの内容が予定の15分前に公開されたことも市場に動揺を与えたことでやや過剰反応にもみえた。
市場が最終的にハト派的と捉えたのは、公開前からタカ派的との予想があったためとみられる。また、不安要因として中国景気減速や原油安の動きが一部のメンバーから指摘されていた。中国人民元の引き下げや原油が40ドル近くまで下落したのはFOMC後のことだけに、次回のFOMCでは改めて不安要因として受け止められる可能性が高い。
やや、9月利上げへの期待は後退したとの見方から、目先はドルの上値は重い展開が続く可能性がある。
ただ、今後の米経済指標がこれまで通り堅調な結果を示すようであれば、ドルロングポジションが軽くなった後だけに、買い戻しの動きが入りやすい状況だ。
今日発表の米7月中古住宅販売や景気先行指標は、FOMC議事要旨後の最初の経済指標であり注目が集まる。
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