[全般]ECB理事会と米雇用統計発表で波乱含み
薄商いの中で短期筋を中心とした取引が目立った。12月には米雇用統計発表やECB理事会、そしてFOMC会合といったビッグイベントを控え、一方向にポジションを偏らせにくい相場展開が続く。
先週末のアジア市場では今週再スタートする中国IPOによる需給懸念から上海株式市場が大幅下落となり、リスク回避の円買いと同時に豪ドルが売られた。また、欧州市場ではユーロが追加緩和期待を背景に損切りを誘発。その後NY市場で買い戻すなど、薄商いの中で思惑が先行。
今週は注目のECB理事会や米雇用統計発表の他にも中国株式市場動向や、ロシアやトルコといったテロ戦争絡みの地政学的リスクも不安材料となる。また、豪州中央銀行RBAやカナダ中央銀行BOCといった資源国の金融政策会合も開かれる。原油価格が下落傾向に向かう中でそれら中銀の金融政策次第で市場は為替だけではなく株式市場でも波乱含みの展開が予想される。
今週最も注目されるECB理事会では予想以上の追加緩和規模が議論されるとの期待から既にユーロが売り込まれている。理事会を挟んでユーロの買い戻しが強まるのか、或いは更なるユーロ下落に繋がるかに注目が集まる。いずれにしても大きな動きが期待できるイベントであることは間違いない。
また、週末には次回のFOMCでの政策に大きく影響を及ぼすと思われる11月米雇用統計が発表される。
市場予想は非農業部門雇用者数が20万人増と前回の27.1万人増から低下するものの、雇用回復の目安となる20万人の大台はキープされるとみられる。
万が一、前回の数字の反動や感謝祭などで一時的に大きく減少したとしても、単月だけの結果と見なされ、12月利上げ実施に対する見方に変化はないだろう。
株式市場の動向にも注意が必要だ。
前回のFOMC会合以来NY株式市場は金融相場から業績相場へと移行し始めており、発表後に堅調な地合いが確認されれば更に利上げ期待は高まることになる。
いずれにしても、今週は多くの注目イベントや経済指標などが目白押しとなるだけに、デイトレーダーにとっては大きく稼ぐチャンスに繋がる。
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テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー
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