ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2024-02

[全般]ECB理事会控えユーロとドル神経質な展開

いよいよビッグイベントの一つであるECB理事会が本日開催されるが、それを意識した神経質な展開が続いている。
昨日のアジア市場では本日のECB理事会を控え株式市場も含め様子見気分が強い中で、全般にユーロ安ドル高の動きが目立った。また、上海総合指数も堅調な地合いとなりリスク選好の円安も同時に進行。ドル円は123円台を回復した。
欧州時間に発表されたユーロ圏11月HICP(消費者物価指数)速報値が0.1%と予想の0.2%を下回る低い伸び率となったことでユーロ売りが強まった。この結果を受け、ECB理事会での追加緩和規模が期待外れになるとの見方から欧州各国の株価も下落。ユーロは対ドルだけではなく対円や対ポンドでも売りが先行。
NY時間に発表された11月ADP雇用統計が21.7万人と予想の19万人を上回ったことで明日の米雇用統計への期待が高まりドルが上昇。ユーロは更に下げ足を強めた。
その後、ロックハート・アトランタ連銀総裁が「更なるドルの上昇はリスクになる」としながら、「ドルの強さはまだ織り込まれていない可能性がある」と発言。それに加えて、イエレン議長も利上げに前向きな発言を改めて示したことでドルの底堅い動きが続いた。

一方、NY株式市場はECB理事会や米雇用統計を控えポジション調整と思われる巻き戻しの動きが強まり三指数ともに大きく下落。欧米各国の株価が軟調な地合いとなったことでリスク回避の円買いが強まり、ドル円も高値から下落に転じた。

全般に神経質な展開が続いているものの、ユーロの上値は依然として重く、追加緩和を期待した売りが上値を抑えている。
また、ドルも最終的に利上げを意識した買いが先行しやすく、双方ともに長期的な流れに素直に沿った動きになっている。

今日のECB理事会で追加緩和が実施されれば、一旦は買い戻しが入ったとしても最終的に下落トレンドに戻ることになるだろう。
明日の米雇用統計や、再来週のFOMC、日銀会合といったビッグイベントを控えているだけに、過度にポジションを偏らせるのはリスクが高い。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

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